賃金支払いのルール1〜通貨支払いの原則〜 [労働事件(残業代・解雇など)]
労働の対価として賃金はとても大切です。
それは生活に直結するものだからです。
そのため、賃金の支払いにはルールがあります。
労働者が不利にならないための決まりです。
一般的には賃金支払いの5原則と言われるものです。
具体的には
1 通貨払いの原則
2 直接払いの原則
3 全額払いの原則
4 毎月一回以上払いの原則
5 一定期間払いの原則
です。
今日から賃金支払いのルールを紹介していきたいと思います。
一回目は「通貨払いの原則」です。
賃金は現金で支払うことが原則です。
つまり、小切手や手形、現物(商品など)で支払うことは原則禁止されています。
小切手や手形は不安定なものです。
本当に換金できるのか。
そんなリスクもあります。
また、現物を支給されても、実際使うことが難しいです。
そんな理由から、賃金は通貨で支払われるルールになっています。
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