「つながり」について

昨日、反貧困全国キャラバン２０１２in熊本に参加してきました。
貧困の原因を多くの組織と共有し、困っている方々と共にみんなで協力することを目的としたシンポジウムでした。

その中で、キーワードになっていたのが「つながり」です。
多くの方とつながることで、解決できることがある。
そんなテーマだったと思います。


そんな「つながり」について、私が考えたことについて書いてみたいと思います。


私の考えでは、人は「すでに」いろいろな人とつながっています。
普段、生活の中ですべてのものを自分で作っているわけではないからです。

私が朝から飲んだ水には水を作った人がいます。
それを飲むために使ったコップを作った人もいます。
それを冷やす冷蔵庫を作った人も・・
そして、その家族の人たちとも間接的につながっています。

また、電気を使っているのでエジソンなど今はいない人ともつながっています。
つまり、人類すべての人とつながっていることになります。


こんなふうに私たちはいろいろな人との「つながり」の中で生きているのです。
知らない人では済まされません。
すべての人と「つながって」一緒に生きています。

その人がいなかったら、どうなるのか。
そのすべてが分かるわけではありません。
ただ、ある人に意地悪をすれば、連鎖し自分に返ってくる可能性があります。
その可能性を否定できないという意味で、私はすべての人に畏れを感じざるをえません。


そんな「つながり」の中で問題なのは、人は人生の中で「つながり」を忘れることがあるということです。
いろいろな問題が起こったとき、周りの人がすべて敵に見えた。
自分に無関心に感じた。
そんなことが起こるということです。
本当はつながっているけど、それを感じられない。
とても辛い状況です。

そんなとき、誰かが「すでに人はつながっている」ことを伝える必要があります。
周りの人の言葉や行動でそれが感じられるようになる。
そのことで、「つながり」を思い出すことができる。
すると、自然にいろいろな問題が解決に向かうのではないでしょうか。


そんなことが、多く起こればいいと思います。
そして、それがすべての人に求められていることだと考えています。



ちょっと長くなりましたが、私が「つながり」について考えたことです。
そして、そういった意味で昨日は「つながり」を思い出させる良いシンポジウムだったと思います。


皆さんが、たまたま道ですれ違った人とは、どんな「つながり」があるでしょうか(^_^)

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