会社経営者(株主)の相続対策の大切さ [相続全般]
ほとんどの中小企業では会社経営者が主な株主になっています。
社長が半数以上の株式を持っている。
そんな企業が多いと思います。
それでは、株主である社長に万が一のことがあった場合はどうなるでしょうか?
当然、株式も相続財産に含まれます。
そのため、原則として株式も相続人に相続されることになります。
相続人が子一人などの場合は特に問題ありません。
しかし、子の間で争いがある。
子のうち一人だけがその会社で働いている。
または、子がおらず社長の兄弟が相続してしまう。
そのような状況だと多くの問題が生じる可能性があります。
これまで会社に全然関係のなかった人が、株主として会社の経営にタッチしてくるかもしれません。
また、無関心な株主が株主総会を拒否し、定款変更や役員変更ができないことも考えられます。
そのような状況が起こると、たとえ今会社がうまくいっていても、少しずつ本業に影響を与えることは確実です。
私も、そういった状況にある会社の方から相談を受けることがたまにあります。
会社は継続的な発展を目指すものです。
今後の会社について、考えてみる。
自分のいなくなった後の会社のことを想像してみる。
そういったことが必要になるのではないでしょうか(^_^)
コメント 0